医学部再受験から行政書士へ。遠回りの末に辿り着いた“国際業務”という天職
はじめに|この仕事は、制度ではなく「人」を見る仕事
長島国際行政書士事務所の長島です。
私は現在、外国人の在留資格の中でも、配偶者ビザを中心に取り扱う行政書士として活動しています。
行政書士の国際業務には、就労ビザ、経営管理、永住、帰化など、さまざまな分野があります。
その中で、なぜ私が「配偶者ビザ」を選んだのか。
それは、この在留資格が
書類よりも、人の人生や関係性そのものを見なければ成立しない分野
だと感じているからです。
このページでは、
なぜ私がこの仕事に辿り着き、
なぜ配偶者ビザに特化するようになったのか、
その背景をお話しします。
評価する人が変われば、人は変わる|原点にある体験
小学校低学年の頃、私は「落ち着きがない」という理由で、担任の先生からあまり良い評価を受けていませんでした。
しかし5年生のとき、担任の先生が変わったことで状況は一変します。
その先生は、私の欠点ではなく、良い部分を見つけ、引き出してくれる方でした。
学級委員長や学年代表として人前で話す機会を与えられ、
「親以外の大人に認められる経験」を、人生で初めて味わいました。
この経験から学んだのは、
人の価値は、一律の物差しでは測れない
ということです。
この考え方は、今も私の仕事の根底にあります。
遠回りの人生|普通のルートを歩めなかったから見えたもの
高校では不登校になり、大学は一度退学。
医学部再受験に挑戦し、東北大学へ進学。
医療の世界を志しながらも、「自分はこの環境に向いていない」と気づく。
私は、いわゆる「順調な人生」を歩んできたわけではありません。
しかし今思えば、
この遠回りの人生こそが、
人それぞれに事情があり、背景がある
という感覚を、私の中に深く刻み込んでくれました。
もし私が、最初から法学部に進み、
国家資格を取り、スムーズに開業していたら、
配偶者ビザという仕事に、今ほどの温度感では向き合えなかったと思います。
外国人との出会い|「日本は、まだ心の鎖国をしている」
学生時代から、私は外国人と接する機会が多くありました。
中国人技能実習生、留学生、在日外国人の友人たち。
そこで強く感じたのは、
日本社会は、制度以上に「心の面」で閉じている
という現実です。
日本語が話せる外国人は、日本人の友人や恋人を持ち、社会に溶け込む。
一方で、日本語が話せない人は、同じ国の人同士で固まってしまう。
私はずっと
「せっかく日本に来たのだから、日本人と、もっと交流してほしい」
「日本人は、もっと積極的に海外の人と交流し、多くのことを学んだ方がいい」
そう思ってきました。
国際結婚をしている外国人の多くは、日本語を学び、日本で生活し、日本社会に参加しようとしています。
こうした外国人が増えることこそ、日本社会が活性化し、豊かになると、私は本気で思っています。
なぜ配偶者ビザなのか|この在留資格は人を見る
配偶者ビザは、単なる手続きではありません。
- 出会い方
- 交際の経緯
- 文化や価値観の違い
- そんな二人が今後どうやって一緒に生きていくのか
これらすべてが、判断の材料(審査の対象)になりえます。
今の時代、SNSやマッチングアプリを通じた出会いは珍しくありません。
それにもかかわらず、
「今風の出会いだから」「交際期間が短いから」という理由で、
本気で愛し合っている二人が疑われ、不許可になる。
私は、それを不条理だと感じています。
一方で、
愛もなく、お金や仕事のためだけに結婚する行為は、決して肯定しません。
愛がないなら、配偶者ビザではなく、他の在留資格を選ぶべきです。
だからこそ、私は配偶者ビザを「判断する仕事」だと考えています。
私が目指す支援|数ではなく、人生に向き合う
私がやりたいのは、
「早い・安い・簡単」なビザ取得ではありません。
目の前の二人が、
本当にこの選択で幸せになれるのか
日本で安定した生活を築けるのか
それを一緒になって悩み、考え、結論を出すことです。
場合によっては、
「今は配偶者ビザを取らない方がいい」「専門家に任せないと危険」
と判断をすることもあります。
それが、二人のためになると本気で思えるなら、私はその判断を決して後悔しません。
最後に|最初の関門を、共に越えるために
配偶者ビザは、簡単な手続きではありません。
しかし、だからこそ思っています。
この関門を二人で越えられたなら、
これからの人生の困難も、きっと二人で乗り越えられる。
その最初の関門に、
私は「ビザの専門家」としてだけでなく、
一人の人間として寄り添いたいと思っています。
あなたが今、
「このままでいいのか」
「誰に相談すべきか」
迷っているなら、ぜひ一度お話を聞かせてください。
あなたの挑戦を、全力でサポートします。
